回路はとてもシンプルな,カソード接地増幅段,P-K分割型位相反転段,自己バイアスのプッシュプル出力段による古典回路です.
電源は整流管GZ34/5AR4をコンデンサーインプットで用いて,その後チョークコイルを経て,100uF+100uFのπ型フィルターを構成しています.安定化は音質的に懸念があるので用いません.プッシュプルアンプなので,これで問題ありません.
初段と位相反転段はドロップ抵抗を経て電圧が下げられ,もう一段π型フィルターを形成しています.
調整点はありません.初段の電圧を変える事で,多少の範囲でゲインを変える事もできますが,そのままでも問題ありません.
このコンテンツは 2003年に別のサイトに掲載したものを転載しています。