EL34PPアンプの製作

回路設計

回路はとてもシンプルな,カソード接地増幅段,P-K分割型位相反転段,自己バイアスのプッシュプル出力段による古典回路です.

電源は整流管GZ34/5AR4をコンデンサーインプットで用いて,その後チョークコイルを経て,100uF+100uFのπ型フィルターを構成しています.安定化は音質的に懸念があるので用いません.プッシュプルアンプなので,これで問題ありません.

初段と位相反転段はドロップ抵抗を経て電圧が下げられ,もう一段π型フィルターを形成しています.

調整点はありません.初段の電圧を変える事で,多少の範囲でゲインを変える事もできますが,そのままでも問題ありません.

回路図(PDF)
※C104 は実際は 100uF/350V を使用。
※B電源 400V は実際は 372V。
※初段B電源 270V は実際は 217V。
※この回路はその後変更しました。新しい回路図

このコンテンツは 2003年に別のサイトに掲載したものを転載しています。